THE GOLD ONLINEに掲載されました【2025年7月31日】


宮脇さきの記事が以下のタイトルで、THE GOLD ONLINEに掲載されました。
楽園のはずが地獄でした…〈月15万円〉の家賃収入に対しローン返済は〈月40万円〉。海外に移住した日本人富裕層の悲惨な末路
マレーシアは温暖な気候と物価の安さから日本人に人気の移住先ですが、安易な不動産投資には落とし穴があります。
シンガポールに近いジョホール・バルでは大規模開発への期待から多くの日本人が高額なコンドミニアムを購入しましたが、想定した家賃収入が得られず、ローン返済に苦しむ事例が相次いでいます。ある男性は毎月40万円のローンに対し、家賃収入はわずか15万円で、破産寸前に追い込まれました。
また、気候や文化への憧れだけで移住してしまうと、現地での生活ギャップに戸惑い、精神的な負担を感じるケースもあります。マナーや言語、医療体制の違いに対応できず、結果的に日本へ帰国することになった人もいます。
さらに、海外でビジネスを始める場合には、法制度や人材管理の難しさも障壁となります。実際に日本食店を開業した男性は、開業資金1,500万円を失い、短期間で閉店に追い込まれました。
制度変更も大きなリスクです。たとえば、長期滞在ビザ「MM2H」は預金要件が突然引き上げられ、10年以上マレーシアで暮らしていた高齢夫婦が帰国を余儀なくされた例もあります。
ビザ制度の変化は予測できないため、常に最新情報を把握することが不可欠です。
こうした失敗例から学べる教訓は、海外移住を成功させるには「徹底した事前調査」「身の丈に合った生活設計」「帰国も視野に入れた柔軟性」が重要だということです。
節税目的で海外に移る富裕層も、安定収入のないまま華やかな生活を続ければ、資産が一気に減少するリスクがあります。海外移住は人生を豊かにする可能性を秘めていますが、憧れだけで判断せず、現実的かつ段階的な準備が求められます。
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楽園のはずが地獄でした…〈月15万円〉の家賃収入に対しローン返済は〈月40万円〉。海外に移住した日本人富裕層の悲惨な末路
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掲載日
2025/07/31